これまでの美肌治療で利用されてきたダーマペンは、顔の全体に対して施術することが一般的でした。
しかし、最近では一部だけ治療したいという声に応えた「セレクトダーマペン」が登場しています。
美肌治療自体は気になっていたけれど本当に効果があるのか、ダウンタイムが心配でできないという方も少なくありません。
今回はそんなセレクトダーマペンについて、効果やダウンタイムなどを併せて解説していきます。
セレクトダーマペンを受けてみたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ダーマペンとは、極細の電動ニードルを肌に当てて肌の真皮層に対し小さな針穴を開けることで、自身の自然治癒能力で肌のエイジングケアを促す美肌治療器具です。
ダーマペンはアメリカのFDAという機関から承認されているので、非常に信頼性の高い美肌治療器具としても知られています。
小さな針穴を開ける際に、成長因子を注入していることでより肌の自然治癒能力を促進する効果も期待できます。
自然治癒段階で、線維芽細胞が活発に働きコラーゲン生成が促進され、肌質の改善や皮膚再生に対して有効です。
ダーマペンはペン型ですが、ダーマローラーというローラー型もこれまで多用されてきました。
しかし、ローラー型のダーマローラーでは肌への損傷が強くなりやすいことから、痛みや赤み、ダウンタイムも強く出てしまうことも多かったのです。
ペン型のダーマペンは、速度調整が可能となっているだけでなく肌への損傷も少ないことから、痛みや赤み、ダウンタイムも軽減されています。
現在登場している最新型のダーマペン4は、極細の針が16本とダーマペン3に比べ4本増えており、1秒で1920個もの穴を肌に開けられるようになりました。
さらに、肌に穴を開ける際の深さも2.5mmから3.0mmになっているので、従来よりも効果的かつ効率的に有効成分を浸透させやすくなっています。
セレクトダーマペンでは、そんなダーマペンを顔の治療が必要な部位を選んで施せます。
肌全体への損傷にはならないので、通常かかる費用に比べて安く済みます。
ダーマペンは肌に直接的なダメージを与える美肌治療方法なので、施術できないこともあります。
出血性疾患を持っている方やケロイド体質の方、皮膚疾患を持っている方、妊娠中の方は基本的に施術できないので注意してください。
他にもアレルギーや感染性疾患を持っている方、酷いニキビがある方なども施術が難しいので、カウンセリングにて断られてしまう可能性があります。
ダーマペンは美肌治療方法の1つでありますが、治療による副作用もあります。ダーマペン施術後の副作用としては、一時的な皮脂分泌過多が挙げられます。ただし、この副作用は数日で治まります。
セレクトダーマペンは気になる肌悩みの部位を選んで施術できます。
ダーマペンの効果としては、ニキビ跡や肌の凸凹改善、肌のトーンアップ、くすみ改善、肌質改善、毛穴開きの改善、小ジワの改善などが挙げられます。
これらの効果は、ダーマペンによるターンオーバー促進、エイジング治療によるものです。それぞれの効果について解説していきます。
ダーマペンでは肌に小さい穴を開けることから、肌自体のターンオーバーが促進できます。ターンオーバーが促進されることで、ニキビ跡や肌の凸凹、毛穴の開き、くすみが改善していき、肌のトーンアップにも効果的です。
通常、ニキビ跡などを治療する際にはレーザーなどが用いられていましたが、レーザーの場合ダウンタイムも長く、痛みもそれなりに伴います。ダーマペンであれば、痛みを最小限にかつダウンタイムも少なく済ませられます。
また、ダーマペンは毛穴の開きを改善するのにも効果的なので、いちご鼻で悩んでいる方にもおすすめの治療方法と言えます。
他にも、妊娠線の改善にも効果的です。
ダーマペンでの施術の際には、肌に開けた小さな穴に成長を促す薬剤などを注入(ヴェルベットスキン)でき、コラーゲンやエラスチンの生成につながります。
コラーゲンやエラスチンは肌の小ジワやたるみ改善に効果的で、通常のエイジングエアでも注目されています。
さらに、肌に直接ダメージを与えていることによる自然治癒で新しい肌が生まれやすくなり、エイジングケアにも有効です。
ダーマペンは肌に直接小さな穴を開ける施術なので、ダウンタイムもあります。
ダーマペンは施術直後から使用部位に赤みが出てきます。
肌の自然治癒が進むにつれて改善するので、翌日から赤みは引き始めるでしょう。
治療部位や内容に応じて針の深さが調整されるので、深ければ深いほどダウンタイムが長くなります。
ダウンタイムの長さとしては、長くても3日ほどです。
また、赤みの強さについても針の深さが関係してくるので、深いほど赤みは増してしまいます。
ダウンタイムの赤みが引くまでは入浴などを避けるほか、施術当日・翌日はメイクをしないように気を付けてください。
また、ダーマペン施術部位のマッサージは刺激につながるので少なくてもダウンタイム中は避けるようにしましょう。
運動や飲酒に関しては、必ずしも行ってはいけないということはないので自身の体調によって調整してみてください。
ここからは、ダーマペンの施術の流れをご紹介します。
まずは、医師もしくはカウンセラーからのカウンセリング前に洗顔をして、現在の肌の状態を分かりやすくします。
医師・カウンセラーが肌の状態を見ながら、肌に合わせた治療方法を提案します。
カウンセリング中に気になることや不明点があれば、この段階で質問・相談しておきましょう。
顔全体での治療でなく、一部のセレクトダーマペン治療したい場合にも相談しておいてください。
ダーマペン治療が可能だった場合、施術されます。
クリニックによって施術方法は異なりますが、痛みを最小限にするためにクリーム麻酔が施されることもあります(オプションの場合もあります)。
施術時間は施術範囲によって変動しますが、約20~40分で終了です。
施術後、クリニックによってはアフターケアが施されたり、個人の肌に合わせた専用のケアキットを提案されたりすることがあります。
ダーマペンは通常顔全体のメニューしかありませんでしたが、セレクトダーマペンであれば気になる部分のみの治療が可能となり、費用も抑えられるようになりました。
顔全体の費用は~3万円前後、額~顎までの部分的な治療費は3,000~11,000円前後となっています。さらに、ダーマペンとマッサージピールを併せて施術するヴェルベットスキンでは顔全体で~5万円前後とされています。
オプションで麻酔を追加したり、肌悩みに合わせた薬剤を追加したりすることも可能ですが、その分費用も追加されます。
今回は、ダーマペンについての解説からセレクトダーマペンについて、期待できる効果やダウンタイム、施術の流れ、施術費用などを併せてご紹介してきました。
セレクトダーマペンは顔全体への施術ではなく、それぞれの悩みに合わせて気になる部分のみの治療が可能となっています。
そのため、通常よりもダウンタイムでの赤みが一部にしか出なかったり、費用も大幅に抑えられたりするメリットがあります。
抑えた費用で悩みに合った薬剤をオプション追加してみても良いかもしれません。
セレクトダーマペンでより綺麗な肌を目指してみましょう。
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